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2021/03/09 03:09

お客様から、さまざまなマテリアルの捜索依頼を頂戴して、相変わらず、夜な夜な、世界中を探し回っております。昨年秋頃から、たびたび依頼を頂くものに、ホワイト・イヤード・フェザントがあります。名前の通り、雉(キジ)の一種なのですが、白雪姫のような色白で可愛い鳥 ( 僕も欲しくなったりもします^^; )で、世界中、いくら探しても居ない姫なので困ります^^;; もちろん、ワシントン条約の元、商取引の制限を受けている絶滅危惧種です。ブリーダーを探しても皆無に近い、入手出来たら、超ウルトラ・ラッキー・マテリアルです。日本にも、唯一、横浜動物園に一羽だけいたのですが今現在では、どうなったことか... まだ、飼育されているのなら、僕はそのゲージに張り付いてしまいそうです。 


雉は、森林や草原に棲むものが一般的なのですが、この姫は、ナント、チベット地方の標高3,000-5,000メートルの高地にしか生息しない変わり者で、探しても見つからない理由もこの辺りにあるんでしょうね、きっと。(高山病にならないの?) 

フライマテリアルの歴史を調べて行くと、Heron(鷺 / サギ)の代替品として、サーモン、スペイ系パターンのハックル用途で使われていたことが分かってきました。「 Heronの方が遥かに簡単に入手可能なのに、その代替品とは、一体なんぞや??? なぜ、この子の羽なのか...  」 僕の頭の中は、疑問符だらけ() そんな疑問を持ちながらも、捜索活動を進めて行くと、遂に、取り扱い実績のある業者をフランスに発見!! しかし、もちろんのこと、在庫なんてあるわけがありません。将来の入荷見通しもゼロとの回答...  フランスの方は、みなさんとても親切で、1円の(1 ユーロ ?)の利益にならなくても、馬鹿な僕の質問に丁寧に答えてくれました。「なぜ、この子の羽が、Heronの代替品として珍重されるの? 」( ← 全く馬鹿な質問です ^^;)

その親切な方の名前を仮に、Faisan ( ← フランス語で ” 雉 ” の意です。)さん とします。Faisanさんは、このような説明をしてくれました。「 白いことに価値がある。タイヤーは自由に好きな色に染色して使うことが出来るからさ」と、あまりに呆気ない、えええぇェ〜 な理由...  僕の疑問の大きさに比べたら、ナンと割り切ったシンプルなお答え。太平洋と近所の手代木沼( ← ローカルネタでスミマセんm(_ _)m )くらいのイメージ乖離であります。実際には、油性マーカーで着色して使うタイヤーが多いらしいです。この先、本当に入荷する見込み、可能性は無いのか尋ねたら、Faisanさんの回答がコレまたシンプル❗️ 「 NE JAMAIS 」の、たった2単語。Google翻訳に依ると、英語の ” NEVER ” の意で、とほほな心境でありました。

ここまでの、情報量だけで、断言して良いものか疑問ですが、要するですよ、白くて、Heronの代替品なのであれば、素直に「 White Heron ( 白鷺 / シラサギ) でいいんじゃね? 」 と、単純な僕なんかは思っちゃうわけです。しかし、白鷺の羽の入手も簡単なものではありません。近所の田んぼに、いっぱい居ますので、探せば、数枚くらいは拾えるか? なレベルで、正規ルート / 国際ルールに則って輸入・入手となりますと... しつこい僕でも、即、諦めます ^ ^;)

フライフィッシングに関心の無い方が、このブログに辿り着くことは無いと思いますが、一応、毛鉤巻き人間を代表して言い訳しておきます。「フライを巻く人間は、レシピがあれば、それに従うことが基本でして、まずは、レシピに掲載されたマテリアルを探しますし、それの入手に使命を感じるものなのです。 料理と同じで、レシピがあるんですよ〜 」

結局は、白耳雉も白鷺も手に入れることが出来ない....

仕方ないので、代替品を自分で作ることにしました。ん? 正確には代替品の代替品か? コレまた、呆気ない結論で申し訳ありません。「鳥の羽根を自分で作る? はっ?? あなた、何を言ってるの? 神様のつもり?」とお叱りを頂戴してしまいそうなことですが、無いものは作るしかありません。随分と昔の話ですが、僕はフロータント等のケミカル系マテリアルの商品化研究をしていた時期がありまして、様々なケミカル薬剤がフェザー特性をどのように変化させるのか、ちょっとだけ、ホント、浅い知識ですが、頭の片隅に残っています。サイズ的には、ノミの心臓の中の赤血球程度のものです( ← 表現が適切か? でも、まぁ、そんな程度です。ノミの血液に赤血球が存在するかどうかも知りませんが... もしあったら人間のものですね・笑) 完成フライのオーダーや、マテリアルの仕入れや選別作業の合間に、コツコツと、自宅サティアン再開の恐怖心に逆らって、密かに進めておりました。そして、やっと使えそうな物が形になって来ました。いや、もう大丈夫です。コレは完全にイケちゃいます的フェザーが完成しましたので、この場を借りて、ご報告させていただきます。スマホ画像で申し訳ありません。下の画像がソレです。

非常に手間が掛かるので、これから量産方法を考えなければいけません。いつ頃、リリース出来るのか今日時点ではナンとも言えないのですが、雪代が明ける頃には、4色くらいを発売したいと考えております。しかし、大嘘つきの僕のことなので、いつになるのやら^^;;; 皆さんのご希望カラー等がありましたら、参考にしたく、コメントなり、メッセンジャー、メールを頂戴出来ましたら幸いでございますm(__)m




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