blog
2021/01/15 21:51
みなさん、こんにちは。久しぶりのブログ更新です。
今日は、マテリアルの話題から離れて、ウィップ・フィニッシャー、最もポピュラーなマタレリ・タイプ(スプリング式ではないもの)について、僕の思うところを、ダラダラと書き進めたいと思います。
まぁ、コレが無くても、ハーフヒッチャーやボールペンの先で数回ハーフピッチすることで何とかなるのですが、ヘッドセメントを使用しない場合には、やはり無いと困るのが、ウィップ・フィニッシャーです。
各メーカーから様々なものが発売されていますが、どこが(何が)違うか、皆さん、わかりますか? 大小の差こそありますが、どれも同じ様な形状で見分けが付かないのではないでしょうか。並べて比べなければ、多分、形状の違いはわからないと思います。有名ブランド物を除きますと、その殆どは、インドかパキスタンで生産されています。そのため、発売元が違っても世界中に同一製品が沢山出回っているのが実情です。それでは、並べてみましょう。下が、僕が使っているマタレリ・タイプの集合写真です。( 一番右は、自作品ですが、それ以外は、既製品そのままか、彼方此方、好みに角度に変えたり、先端部フックを削ったりして改造してあります。)

バランス構成的には、2パターンに大分出来る様な気がします。
【 パターン1】最も多く見られる物。スレッドの掛かる先端フック部「 A点 」が、ロータリーライン上に無い物。
【 パターン1】最も多く見られる物。スレッドの掛かる先端フック部「 A点 」が、ロータリーライン上に無い物。

【 パターン2】先端フック部「 A点 」が、ロータリーライン上に有る物。

一概に、どちらが良い悪いと言い切れるものではありませんが、ロータリー動作を考えますと、「 A点 」は、ロータリーライン上にあった方が、理にかなっている様に思います。
「 A点 」のポジション以外に、グリップ角度が、製品によって違います。一枚目の画像をもう一度見ていただきますと、良く分かると思います。「 A点 」のバー部分を水平基準にして、7本を並べてあります。
「 A点 」のポジション以外に、グリップ角度が、製品によって違います。一枚目の画像をもう一度見ていただきますと、良く分かると思います。「 A点 」のバー部分を水平基準にして、7本を並べてあります。
ダメ押しに、基準線を入れた画像をもう一枚。

全てが、それぞれの角度を持っていることが一目瞭然ですよね。ここで、もうひとつ注目して頂きたいのが、「 A点 」と「 B点 」を結んだ赤色の直線と、ロータリーラインの青色直線が交差する場所です。仮にそこを「 C点 」としますと、「 C点 」が、グリップに近いもの程、小さなサイズのフライのフィニッシュに向いています。グリップの折れ角度は、皆さんそれぞれの好みがありますので、ご自分で曲げてみて、作業し易い角度を探っていただければ、よろしいかと思います。(曲げ/伸ばし/削りは、自己責任でお願い致します。)
自作も簡単ですので、トライしてみることも楽しいかと思います。材料費¥1000もあれば、10本くらいは作ることが出来ます。
自作も簡単ですので、トライしてみることも楽しいかと思います。材料費¥1000もあれば、10本くらいは作ることが出来ます。